デッサンを学ぶことは美術的素養だけに限らず、様々な観点で精神的成長を促す効果があると私たちは考えます。学院ではデッサン課題に重点を起きつつ、学校では取り上げないテーマや工作も織り交ぜつつ学んでいきます。楽しんで取り組んでもらう事はもちろんですが、デッサンを通して精神的な成長を促せるよう指導する際には配慮していきたいと思います。
客観性 | “自分にはこのように見える”ではなく“他者からもこのように見える”が重要なデッサン。制作を通して客観的な視点を養います。 |
観察力 | モノを描くということは、普段以上に観察する力が要求されます。観察する力を養うと、普段の生活の中で周りのモノに関心を持ち、より深く観察する習慣が自然と育まれます。 |
集中力 | ある一定時間、一つの物事の興味を持続させる機会を設けることで、自然に集中力が時間・質ともに向上していきます。 |
感性 | 観察と自己表現を織り交ぜ取り組むデッサンを通じ、身の周りの事柄に感動、共感していく豊かな感覚を育てていきます。 |
創造力 | 単純に見たものを描くだけではなく、知的な制作プロセスの構築が必要なデッサン。物事を作り上げるにあたって必要な創造力が自然と磨かれていきます。 |
姿勢 | モチーフと対面して表現していく経験から、一つのものに真摯に向き合って理解しようとする力が備わっていきます。 |
計画性 | デッサンで限られた時間の中で最良の表現力を為すには、建設的な思考を必要とします。作品作りを通じてそれらを養っていきます。 |
進学 | 将来美術を志すにあたって必要な技術、そしてモノの“らしさ”を追求する能力を早期の段階で習得することが可能です。 |